遺産相続をスムーズに行う

遺産相続の手続きは、被相続人が亡くなったときから開始します。死亡届を提出し葬式を終えて、四十九日の法要の頃には、関係者が集まる機会でもあり、そろそろ気持ちも落ち着いてくる頃ですから、このころを目安として遺産相続の手続きを始めるのが良いでしょう。まずは被相続人の意思表示でもある遺言書の有無を確認することが重要です。遺言書の有無によって、相続人や相続分が変わってきますから、遺言書の存在を見落とすことがないようにしましょう。

遺言書がある場合は、遺言に記載された人が相続人になり、遺言書がない場合には法定相続人が相続人になります。相続する人が決まったら、相続遺産の目録を作成します。相続遺産には、銀行預金や保険金の金銭、株などの有価証券、土地や家屋などの不動産、自動車、ゴルフなどの会員権などが該当します。ただ、相続遺産には借金などの負債も含まれるので注意が必要です。

その後、相続人全員の話し合いによる遺産分割協議を行います。協議で合意が得られれば、民法による一定の取り決めを踏まえて遺産分割が行われますが、合意を得られない場合には、家庭裁判所による遺産分割調停、審判で解決します。遺産分割決定後は、相続税を計算し、相続人は相続の開始を知った翌日から10か月以内に相続税の申告と納付を行う必要があります。ただ相続税がかなり高額になると一括で納めることができないこともありますから、その場合は、一定の条件を満たしていれば延納という形で、分割して納付することが可能です。

順序立てて遺産相続を行うことで、スムーズに手続きを済ませることができます。

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*